猫ロケット

夜空の星はねこの輝き。アニメ感想とか書きます。

「ストライクウィッチーズ2」6話「空より高く」

劇場版ストライクウィッチーズ、な第6話。

なんといっても印象的なのは、無音の成層圏でサーニャが故郷に向かって手を伸ばすシーン。「このままあの山の向こうまで飛んでいこうか」に対する「サーニャと一緒ならどこまでも飛んでいける」のやり取りは、エイラのサーニャに対する気持ちが溢れ出してた。

このまま飛んでいこうかというサーニャの言葉はもちろん冗談にすぎないんだけれど、だからこそ、それが不可能と分かった上でのかすかな本気が混じっている。だから、それをエイラが全力で肯定してくれたおかげでサーニャはずいぶん救われたんじゃないかな。

この場面のエイラのすごいところはサーニャの発した言葉に対して「直接」返事をしていることなんだと思った。サーニャの言葉は、文面通りに捉えれば「はい/いいえ」を問う疑問文であって、エイラはそれに真正面から答えてる。サーニャを慰めたりしなかった。サーニャの哀しみを全面的に受け入れた。

そのおかげで、サーニャの発した言葉はその場で消え去るだけにならなかった。心にわだかまりを残さずに済んだことで、最後の場面、サーニャは素直に帰還することができたんじゃないかなあ。振り返らずに、帰るべき場所へ。


山の向こう、いつか二人で行けるといいよね。



というわけで6話の感想を一言でまとめると「エイラと一緒にサウナに入ってた子超かわいい」でした。そういやペリーヌの中の人が「コンタクトにしたほうが絶対かわいい」って言ってたけど、それにしたってただでさえかわいいペリーヌがこれ以上かわいくなったらどうなっちゃうの…

(余談)ところで、ストライクウィッチーズ2の舞台は1945年。初めて有人宇宙飛行に成功したボストーク1号が1961年、初めて月に到達したアポロ11号が1969年だから、1945年に高度33333mの成層圏に到達したエイラとサーニャはかなりすごい気がする。エイラーニャは歴史に残るんじゃないか。